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研究発表

賞状
「β遮断剤注射薬(オノアクト)を用いた冠動脈CT検査時における看護上の観察注意点について」
総合上飯田第一病院 看護部、放射線部、循環器内科

抄録
冠動脈CTは、近年循環器領域における重要な検査である。良好な画質を得るため、通常撮影前に心拍数低下を目的としたβ遮断剤の内服がなされる。本来β遮断剤は、注射薬の方が心拍数コントロールに適しているが、その安全性はまだ確立されていない。今回は、冠動脈CT検査が予定された虚血性心疾患が疑われた71例に対し、β遮断剤注射薬(以下オノアクト)を使用した場合の、看護上の注意点、特に安全性につき検討した。検査に伴う副作用の有無と循環動態の観察をする目的で患者を入院させ、心電図モニターを検査開始前より就寝時まで装着した。そして、オノアクト点滴静注前、中、1時間後及び就寝時の心拍数、血圧の測定と、造影剤及びオノアクトの副作用(血圧低下、徐脈、めまい、嘔気嘔吐、皮膚疹等)について観察した。結果は、オノアクト使用後に心拍数が有意に低下したが、終了後には本来の値まで回復し、以降就寝前まで有意な変化は見られなかった。収縮期及び拡張期血圧は、オノアクト使用前、中、1時間後および就寝前まで有意な変化は見られなかった。オノアクト点滴静注および造影剤に伴う副作用は1例も観察されなかった。以上より、オノアクトは、至適容量を守れば循環動態に大きな変化を及ぼすことなく、特記すべき副作用もなく、安全に使用できる注射薬と考えられるが、まだ臨床で用いられる機会が少ないため、使用前後で循環動態の観察は必要と考えた。また、オノアクト注射薬は外来患者に対しても使用可能と考えられるが、検査後数時間は病院で患者を観察することが望ましいと考えた。


「β遮断剤(オノアクト)点滴静射とニトログリセリン舌下錠を併用投与した患者の冠動脈CT検査:血行動態および副作用の発現の観察について」
総合上飯田第一病院 看護部、放射線部、循環器内科

抄録
冠動脈CTが行われる場合、良好な画質を得るため、検査前処置としてβ遮断剤とニトログリセリン舌下錠の投与が行われる。しかし、循環動態の変化や副作用についての検討は少ない。本研究では、β遮断剤注射薬(以下オノアクト)とニトログリセリンを併用した場合の循環動態の変化と安全性につき検討した。冠動脈CT検査目的で入院した50例に対し、検査前投薬としてオノアクトの点滴静注が行われた。うち25例に対し、ニトログリセリンが追加投与された。循環動態の観察として、心電図モニターが検査開始より就寝時まで装着され、オノアクト投与前、中、1時間後、ニトログリセリン投与前後、及び就寝前に心拍数、血圧が測定された。また、造影剤、オノアクト、ニトログリセリン投与に対する副作用の観察も行った。オノアクト使用後に一過性に心拍数が低下した以外、収縮期及び拡張期血圧に有意な変化はみられなかった。ニトログリセリン投与群では、投与後に一過性に血圧が低下し、心拍数の増加が認められたが、就寝時までには改善した。また、投与直後に2例(8%)に頭痛が認められたが、いずれも軽微なものであり、数時間後には消失した。造影剤、オノアクト投与に伴う副作用は1例も観察されなかった。以上より、冠動脈CT検査の前処置にオノアクトとニトログリセリンを併用した場合でも、循環動態の顕著な変化はみられず副作用もごく軽微なものであったので、両薬剤の併用は安全と考えられる。しかし、循環動態への影響は少なからずみられるため、検査終了後も心拍数及び血圧の推移を観察する必要がある。
 
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