診療内容
胃がん・大腸がんをはじめとした消化管・肝胆道の良性および悪性疾患など多岐にわたる手術を対象としており、外来での検査・説明から入院、手術、術前術後のリハビリ、退院後の外来フォローまで、基本的に主治医が一貫して担当し、患者さんに安心していただけるような丁寧な診察をこころがけております。クリニカルパスを導入していますので、入院後の治療経過の目安をわかりやすくご説明いたします。
対象疾患・治療法
傷が小さく体に負担の少ない手術として、ほとんどの場合で、最先端の設備を使用しての腹腔鏡手術を行っています。胆石症はもちろん、鼠径ヘルニア（脱腸）、胃がん・大腸がんや憩室症、腸捻転など、いろいろな疾患が適応となります。腹腔鏡手術では、術後の回復が早く、高齢の方でも体の負担が比較的少ないため、早くもとの暮らしに戻っていただけています。胆石症では、ご希望に応じてお臍の一個の傷から手術を行う、単孔式の腹腔鏡下手術も実施しています。
手術のみでなく、化学療法につきましても外来と病棟、化学療法室が連携し、なるべく患者さんやご家族の負担を軽くするような体制を整えて、主治医・スタッフとともに病気と取り組んでいただけるようにしております。
実績
診療実績
●2022年度
年間 外来延べ患者数 7,716人
年間 新入院患者数 306人
●2021年度
年間 外来延べ患者数 6,926人
年間 新入院患者数 339人
●2020年度
年間 外来延べ患者数 5,628人
年間 新入院患者数 341人
●2019年度
年間 外来延べ患者数 5,985人
年間 新入院患者数 457人
●2018年度
年間 外来延べ患者数 6,331人
年間 新入院患者数 369人
●2017年度
年間 外来延べ患者数 6,791人
年間 新入院患者数 568人
●2016年度
年間 外来延べ患者数 6,913人
年間 新入院患者数 608人
●2015年度
年間 外来延べ患者数 6,991人
年間 新入院患者数 516人
手術実績
| 代表的な手術 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
|---|---|---|---|
| 胃手術 | 11(4) | 8(3) | 8(4) |
| 大腸手術 | 39(21) | 38(28) | 45(37) |
| 胆嚢摘出術 | 43(39) | 51(49) | 53(53) |
| 虫垂炎手術 | 19(19) | 23(23) | 16(16) |
| 鼠径ヘルニア手術 | 58(38) | 37(24) | 46(40) |
| 肝胆膵腫瘍手術 | 6(0) | 3(0) | 2(0) |
（）は腹腔鏡手術
受診方法
当科を受診される患者さんの多くは、内科や開業医の先生から外科的治療が必要であるとの診断を受けての紹介ですが、もちろん、直接来院される方も結構いらっしゃいます。しこりやおでき、お尻や肛門が痛んだり腫れたりする症状、足の付け根のふくらみや痛みなどでお悩みの方はお気軽に受診してください。
